高野山会議はじまる
2021年11月26日 18時43分
科学・芸術・宗教の対話を目指す「高野山会議」が、きょう(26日)から3日間の日程で、世界遺産・高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)で始まりました。
これは、東京大学の先端科学技術研究センターが開いたものです。
「科学・芸術・宗教の対話が見つめる1200年後の世界とは」をテーマにした今回の会議は、金剛峯寺の新別館で9人の僧侶による声明(しょうみょう)で幕を開けました。
この中で、主催者を代表して、東大先端研の神崎亮平(かんざき・りょうへい)所長が開会宣言し「7月に予定していた会議がコロナ禍で延期となり、ようやく始まりました。
対話を通じて、科学・アート・デザイン・哲学・宗教の分野から1200年後の世界を想像する会議を高野山で開催出来たことは画期的で、世界に発信したい」と述べました。
これに先立って、総本山金剛峯寺の松長有慶(まつなが・ゆうけい)412世 座主(ざす)が「空海がひらいた高野山で、対話を通じて科学や宗教・芸術の融合を目指すことは、大変意義深いこと」とあいさつしました。
高野山会議は、あさって・28日まで高野山で開かれています。