高速道路の有田・印南間4車線化が12月18日完成へ

2021年11月25日 17時28分

交通社会

NEXCO西日本は、4車線化工事を進めている阪和自動車道と湯浅御坊(ゆあさごぼう)道路のうち、有田(ありだ)インターチェンジと印南(いなみ)インターチェンジの間のおよそ30キロについて、来月(12月)18日の午前6時に完成することを発表しました。

今回完成する有田・印南間の4車線化工事のうち、有田・御坊(ごぼう)間は2013年6月に、御坊・印南間は2016年6月にそれぞれ事業が許可されたことを受け、用地買収や新しいトンネルの整備などが行われ、来月(12月)18日の午前6時に完成することが決まり、慢性的な渋滞や衝突事故の原因となっていた、片側1車線ずつの対面通行がようやく解消されることになりました。

4車線化の完成にあわせて、ハーフインターだった日高川町(ひだかがわちょう)の川辺(かわべ)インターチェンジが、上下とも出入りが可能なフルインターチェンジに改良されることになり、日高地方からのアクセス向上が期待されます。

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「長年の悲願で、大変喜ばしい限りだ。慢性的な渋滞の解消、対面通行による重大事故の削減、大規模災害に備えた強靱化、ポストコロナにおける観光産業の発展やIT企業誘致、民間ロケット発射場を核とした地域おこしに大いに期待している」とコメントし、引き続き、残る印南・南紀田辺間の4車線化や紀伊半島一周道路の早期実現を国や関係機関に働きかける考えを改めて示しました。

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