犯罪被害者支援週間スタート 和市の駅前で街頭啓発

2021年11月25日 19時30分

イベント事件・事故社会

犯罪の被害を受けた人やその家族に対する国民の理解を深めようと設けられた犯罪被害者週間がきょう(11/25)から始まったのを受けて、和歌山市内の駅前で街頭啓発が行われました。

この街頭啓発は、犯罪被害者の権利や利益を守るための犯罪被害者基本法が、2004年12月1日に施行されたのを受けて、毎年、この日までの1週間、11月25日から12月1日までを犯罪被害者週間として、全国各地で行われているものです。

和歌山県内では、県などの行政と警察、紀の国被害者支援センターが、毎年、初日にあわせて和歌山市の2つの駅前で街頭啓発を行っています。

このうち、JR和歌山駅前では、きょう午前8時から県と和歌山市、県警察本部、和歌山東警察署のほか、紀の国被害者支援センターからあわせておよそ10人が出て、通勤や通学で駅を利用する人たちに相談電話の窓口が書かれたリーフレットやティッシュなどを配りました。

紀の国被害者支援センターに寄せられる電話と面接による相談、裁判の付き添いなどの支援を含めた件数は、2011年度の274件から、9年経った昨年度には、3倍近い765件にまで増えていて、県警察本部・犯罪被害者支援室の塩崎万起(しおざき・まき)室長は、「ある日、突然、交通事故や犯罪に遭った人たちのおかれた状況や、支援の重要性に対する理解を深めていただき、地域での温かい支援や配慮をお願いしたい。この機会に、相談窓口があることを知ってもらい、秘密は守られるので、一人で悩まず、安心して利用してほしい」と呼びかけています。

紀の国犯罪被害者支援センターの相談電話番号は、「073・427・1000」(繰り返し)です。

また、警察が受けている性犯罪の被害相談電話は、「♯(シャープ)8103」、「♯ ハートさん」です。

また、犯罪被害者支援週間の期間中、有田川町役場の吉備庁舎玄関ロビーでは、あす(11/26)から来月(12月)1日まで紀の国被害者支援センターによるパネル展示や、書籍や書き損じの年賀はがきの寄付を受け付けるための窓口が設置されます。

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