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親家県警本部長、離任会見「引き続き先進的取り組みを」

2021年11月24日 19時45分

社会

警察庁の人事で和歌山県警察本部を離れることになった親家和仁(しんか・かずひと)本部長がきょう(11/24)午後、離任の記者会見にのぞみ、去年8月の着任以来、1年3ヶ月の在任期間を振り返りました。

離任記者会見にのぞむ親家本部長(2021年11月24日・県警本部で)

午後4時半から県警本部で記者会見した親家本部長は、「新型コロナウイルスの感染状況は、在任期間中、断続的に予断を許さない状況が続き、年頭の視閲式や音楽隊の演奏会など、多くのイベントが中止になり残念だったが、そうした中でも、県警職員は、さまざまなアイデアを出し、まじめに愚直に力を尽くしてくれた。今後も、和歌山県を心のふるさととして大事にし、どのような立場にあっても、和歌山県を、和歌山県警を応援していきたい」と挨拶しました。

親家本部長は、在任期間中、最も印象に残った事案として田辺市の資産家殺害事件の容疑者逮捕を挙げ、「長期にわたって積み上げてきた捜査がうまく実を結び、指揮官として一定の責任を果たすことができた」と述べたほか、警察署の統合については、「道筋をつけることができたが、県民の声を聞く中で、警察がいかに住民から頼りにされているかをあらためて強く認識した」と振り返りました。

また、和歌山県警については、「何事も手を抜かず、まじめに取り組んでいる印象。小規模な県だからといって遠慮することなく、引き続き先進的な取り組みを続けてほしいし、情報発信にもさらに力を入れてほしい」とエールを贈りました。

また、親家本部長は、「今後、和歌山県を訪れることがあれば、コロナを気にせず、ゆっくりと温泉に入りたいし、和歌山城は何度、行っても飽きないので、再び訪れたい」と語りました。

親家本部長は、あさって26日付で警察庁の刑事企画課長に就任します。

一方、新しい和歌山県警の本部長には、警察庁刑事局付の遠藤剛(えんどう・つよし)氏51歳が着任します。

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