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薬物・覚せい剤乱用防止功労者への感謝状贈呈

2021年11月17日 19時26分

社会

麻薬や覚せい剤、大麻などの乱用防止の啓発や更生保護に顕著な功績のあった個人や団体への感謝状の贈呈が、今月(11月)和歌山県庁や保健所などの出先機関で行われています。

県・志場福祉保健部長(奥)から厚労大臣表彰状の伝達を受ける池田さん(手前)(11月17日・和歌山県庁北別館)

このうち、きょう(17日)午後、和歌山県庁北別館の福祉保健部長室では、厚生労働大臣感謝状の伝達と県知事感謝状の贈呈が行われ、保護司として20年以上にわたって薬物乱用者の更生保護に努めている和歌山市の僧侶・池田典生(いけだ・ふみお)さんに、県の志場紀之(しば・のりゆき)福祉保健部長から厚生労働大臣感謝状が伝達されました。

保護司で僧侶の池田典生さん

池田さんは「このような大層な賞を頂けるとは驚きで、皆さんのご協力のお陰です。保護司として薬物乱用者を叱るのではなく、家族にも言えないような事まで親身になって傾聴することが、本人の更生に大切なことです」と語りました。

またきょうは、県知事感謝状の贈呈も行われ、和歌山市BBS会の金田郁子(かねだ・いくこ)さんと和歌山市更生保護女性会の都留喜美代(つる・きみよ)さんに、感謝状が贈られました。

県知事感謝状を授与された都留喜美代さん(左)と金田郁子さん(右)

金田さんは「誰かが見てくれていたのだと有難い気持ちです。薬物乱用者が何を思っているのか、極力話を聴いて寄り添うことに徹しています。他県で更生できなかった人が和歌山で成功したと聴くと、本当に嬉しい気持ちになります」と述べました。

都留さんは、日本更生保護女性連盟の千葉景子(ちば・けいこ)会長の教えを胸に活動していると語り「お節介なおばさん、おばあちゃんとして、小さな子どもも含めて、世の中に潜む危険なわなに注意を呼びかけることが大切です」と話していました。

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