ほぼ皆既月食のような部分月食、19日宵に

2021年11月14日 18時28分

教育社会

今月(11月)19日の夕方から、全国で、大きく欠ける部分月食があり、晴れれば、和歌山県では、午後5時前に、月が少し欠けた状態で昇ってきます。

月食は、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影に入る天体現象で、完全に影の中に入ってしまえば皆既(かいき)月食、一部分が入ると部分月食と呼ばれますが、今回は、最大98%が欠けるため、ほぼ皆既月食のような、部分月食となります。

欠け始めるのは、19日の午後4時18分ですが、この時は、まだ、月の出の前で見られず、和歌山市の場合、午後4時51分に月の出、午後4時53分に日の入りのため、月は、夕暮れ時に、少し欠けた状態で、東北東から昇ってきます。その後、月は、高度を上げながら欠けていき、午後6時2分ごろ、最も大きく欠けた状態になります。そこからは、徐々に輝きが戻り始め、午後7時47分に、丸い月の状態に戻ります。

金曜日の夜で、早い時間帯の天体ショーのため、子どもたちを含め、見やすいものの月食の観察には、十分な防寒対策が必要です。

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