有田海南道路の工事現場で小学生が土木技術体験

2021年11月12日 23時48分

イベント交通教育社会

海南市下津町(しもつちょう)の海南市立加茂川(かもがわ)小学校の4年生と5年生が、きょう(12日)建設中の国道42号・有田(ありだ)海南道路の工事現場を見学し、高所作業車に乗車したり、ボルトの締め付けを行ったりする土木技術を体験しました。

高所作業車のゴンドラで地上の人々に手を振る児童ら(11月12日・海南市下津町小南)

有田海南道路は、有田市野(の)から海南市冷水(しみず)までのおよそ9・4キロを結ぶ国道42号のバイパス道で、渋滞の解消や災害時の代替路としての効果が期待されます。

有田海南道路の説明を受ける児童ら

きょうは、海南市下津町小南(こみなみ)で行われている橋梁工事の現場に加茂川小学校の4年生と5年生およそ30人が訪れ、職員から有田海南道路の工事の説明を受けたあと、土木技術体験を行いました。

ボルトの締め付け体験のもよう

子ども達は、高所作業車のゴンドラに乗って高さおよそ20メートルまで上がり、景色を眺めたり地上の人々に手を振ったりしたほか、機械でボルトを締め付ける体験や、レンガを組合わせてアーチ橋を作る体験をしました。

レンガのアーチ橋に乗ってピースサインをする児童ら

高所作業車に乗った5年生の児童は「楽しかった。50メートルでも100メートルでも平気。自分の家の方までよく見えた」と話していました。

和歌山河川国道事務所の川島副所長

国土交通省・和歌山河川国道事務所の川島隆弘(かわしま・たかひろ)副所長は「地元の皆さんに道路の重要性と利便性を知って頂く一環として、子ども達の体験を企画しました。これからもしっかりと工事を進めたい」と話していました。

建設中の有田海南道路のうち、今年度(2021年度)は、海南市冷水と藤白(ふじしろ)の間の「冷水拡幅」およそ700メートルが、来年度(2022年度)には、有田市野と新堂(しんどう)の間のおよそ200メートルが開通する予定です。

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