指名手配被疑者捜査強化月間 3駅で街頭啓発

2021年11月09日 23時00分

事件・事故社会

今月(11月)の「指名手配被疑者捜査強化月間」にあわせて、捜査への協力を呼びかける街頭啓発活動がけさ(11/9)、和歌山市内の3つの駅前で行われました。

このうち、午前7時からJR和歌山駅前で行われた街頭啓発では、県警の警察官8人が、全国に指名手配されている被疑者のうち、警察庁の「重要指名手配」に指定されている被疑者の顔写真が入ったマスクケースを通勤・通学で駅を利用する人たちに手渡しました。

街頭啓発には、県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」も参加し、通学途中の小学生らの人気を集めていました。

小学生に人気のきしゅう君

県警によりますと、今年(2021年)9月末現在、殺人や強盗、詐欺や窃盗などの事件で全国に指名手配されている被疑者およそ560人のうち、警察庁指定の重要指名手配被疑者は13人で、このうち、4人が、捜査特別報奨金制度の対象となっていて、有力な情報を寄せてくれた人には、300万円から600万円を上限とする報奨金が支払われることになっています。

街頭啓発に参加した県警・刑事企画課の田中睦浩(たなか・よしひろ)課長補佐は「一日も早く指名手配被疑者を検挙するため、警察の捜査に加えて、県民の皆さんからの情報提供が必要不可欠。今回、配布したマスクケースに掲載されている被疑者の写真を参考に、よく似た人物を見かけたら、自信がない場合でも、わずかなことでもいいので、警察に通報してほしい」と呼びかけました。

ところで、9月末現在、都道府県警察指定の重要指名手配被疑者は267人で、このうち、和歌山県警関連は2人でしたが、先月(10月)、岡山県在住の女性に対する還付金詐欺事件で指名手配していた住所不定、無職の46歳の男を東京都内で発見し逮捕したため、現在、和歌山県警指定の重要指名手配被疑者は1人となっています。

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