放火殺人未遂で懲役9年、元交際相手の29歳男

2021年11月04日 19時16分

事件・事故社会

おととし(2019年)4月、橋本市で交際相手だった女性の実家に放火し、女性の家族にケガをさせたとして、現住建造物等放火や殺人未遂などの罪に問われた29歳の男の裁判員裁判で、和歌山地方裁判所はきょう(11/4)、懲役12年の求刑に対し、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

判決などによりますと、京都市西京区の無職、岩田翔馬(いわた・しょうま)被告29歳は、おととし4月29日、橋本市の女性の実家で勝手口の扉を外側からベルトで締めてガソリンをまいて放火し全焼させ、女性の家族がやけどをしました。

きょうの判決公判で、松井修(まつい・しゅう)裁判長は、「ストーカー行為に及んだ末に放火したことに、酌むべきところは乏しい」と指摘した一方、犯行当時、適応障害などの影響があったと認められるとして減刑し、懲役12年の求刑に対し、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

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