世界遺産 高野山シンポジウム開く

2021年11月03日 16時22分

教育歴史・文化社会

世界遺産 高野山シンポジウムが、きょう(3日)午後、高野山にある高野山大学講堂で開かれました。

声明のようす(高野山大学講堂で)


「若き日の空海」と題し基調講演した作家の夢枕獏さんは、

「空海について書いた自らの著作や映画化された作品に触れながら空海と李白、白楽天の関係について講演しました。

基調講演する夢枕獏さん

また、空海が24歳の時に道教・儒教・仏教について書いた著書・三教指帰さんごうしいきを紐解ながらし、若き日の空海についても詳しく紹介しました。その上で、夢枕さんは、「今はがんの治療中なので書けないが、2〜3年後に若き日の空海について書きたい」と抱負を語りました。


この後開かれたパネルディスカッションでは、夢枕獏さんや高野山大学学長の添田隆昭さん、イラストレーターの田中ひろみさん、モデルのはなさんがパネリストになり、西村幸夫東京大学名誉教授がコーディネーターになって、祈りの聖地 高野山について話し合いました。会場の300人の聴衆は高野山魅力について話すパネリストの発言を熱心に聞き入っていました。

きょう(3日)の高野山は行楽日和で紅葉が見頃とあって多くの観光客が訪れていました。

〈写真で振り返る世界遺産 高野山シンポジウム〉

高野山の魅力についてのパネルディスカッションが開かれた
尺八奏者辻本好美さんがフィナーレを飾る
基調講演する夢枕獏氏(高野山大学講堂で)
パネルディスカッションの様子
挨拶する仁坂吉伸知事

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