松江地区防災会に伝達 防災功労者防災担当大臣表彰

2021年11月02日 19時55分

災害・防災社会

和歌山市の松江地区防災会が、このほど防災功労者防災担当大臣表彰を受賞し、きのう(11/1)、和歌山市役所で伝達式が行われました。

表彰状を手に写真に納まる川口会長(2021年11月1日・市長室で)

防災功労者防災担当大臣表彰は、防災体制の整備などで特に顕著な功績が認められた団体や個人を対象としたもので、今回、受賞した松江地区防災会は、2000年6月に発足して以来、20年以上にわたって毎年11月に、1000人規模の住民が参加する防災訓練を実施してきました。

今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、内閣府主催の式典が中止となり、きのう、和歌山市役所の市長室で伝達式が行われました。

式には、松江地区防災会の代表を務める川口敏夫(かわぐち・としお)会長が出席し、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長から表彰状と記念品を受け取りました。

尾花市長(左)から表彰状を受ける川口会長

川口会長と懇談した尾花市長は、「松江地区の防災訓練には、私も参加したことがありますが、とても大規模で、工夫されたさまざまな訓練が行われていました。防災会の長年の尽力のおかげで、松江地区には、自分の命は自分で守るという精神が浸透しています。大規模災害が懸念される中、これからもよろしくお願いします」と挨拶しました。

伝達式の後、松江地区防災会の川口会長は、「今回の受賞は、先輩方がものすごく頑張ってくれた結果。防災会を今後も継続していくことには、大きなプレッシャーがありますが、このプレッシャーをバネにして、あとを継いでくれる若い人たちを見つけるなどして防災会を盛り上げていきたい」と話しました。

和歌山市の松江地区防災会では、あす11月3日、南海トラフの地震を想定した住民による避難訓練を実施し、非常食のアルファ米の試食なども行います。

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