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和歌山県・リダンダンシー点検プロジェクト会議の初会合

2021年11月02日 15時34分

政治災害・防災社会

和歌山県内のライフラインについて、災害時などを想定したリダンダンシー(代替性)が確保されているかを点検するためのプロジェクトチームが和歌山県に設置され、その初会合が、きょう(2日)午後、県庁・南別館で開かれました。

きょうの初会合のもよう(11月2日・和歌山県庁南別館)

これは、先月(10月)3日に和歌山市の紀の川にかかる六十谷水管橋(むそたすいかんきょう)の落下に伴い、市内北部で1週間にわたる大規模な断水が起こったことから、県の危機管理局を中心に、県教育委員会や県警察本部、市町村、国、それに電気・ガス・水道・道路・鉄道・通信・放送など県内のライフラインに関わる民間企業などでプロジェクトチームを結成し、非常時に代替路が確保されているか、連携して点検することになったものです。

県の細川危機管理監

きょうの初会合で、プロジェクトリーダーを務める県の細川一也(ほそかわ・かずや)危機管理監が「六十谷水管橋の落下は、リダンダンシーの観点から大きな問題となっている。県や国、市町村、民間が連携しての点検は全国でも初めてで、大変注目されている。県内の各ライフラインの強靱性(きょうじんせい)やネットワーク、安全・安心な生活を確保するため、一緒に点検を進めよう」と呼びかけました。

きょうの会議は報道関係者に公開され、それぞれのライフラインの点検内容やスケジュールなどを確認しました。今後、今月上旬から点検をはじめ、来月(12月)上旬に結果の報告を締め切り、その後、来月中旬に2回目、来年(2022年)1月中旬に3回目のプロジェクト会議を開いて、それぞれのライフラインの対応策をまとめることが確認されました。

このプロジェクトチームには和歌山放送ラジオも加わっていて、ラジオ放送に必要な送信設備や中継設備などの点検を徹底し、非常時や災害時でも放送出来るよう努めることにしています。

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