「紀の国わかやま文化祭」昨夜前夜祭、今日開会式
2021年10月30日 12時59分
「紀の国わかやま文化祭2021」の前夜祭が昨夜(29日)、和歌山市で開かれ、きょう(30日)午後、開会式が開かれます。
昨夜の前夜祭は、県民文化会館大ホールで開かれ、会場一杯の入場者で溢れました。
そして、テノール歌手の秋川雅史(あきかわ・まさふみ)さんが、君が代と和歌山県民歌を独唱して始まり、仁坂吉伸知事が「和歌山県誕生150年の記念すべき年に開催される『国民文化祭・わかやま2021』が県民がふるさとへの愛着や誇りを再認識すると共に先人から受け継いできた豊かな文化を次の時代に発展させる契機にしたい」と挨拶しました。
この後、1部では、秋川さんがオンステージで慕情や荒城の月などの歌を披露しました。
2部では、ふるさとの偉人をテーマに作曲活動を続けている向山精二(むかいやま・せいじ)さんが紀伊の国交響組曲第六楽章「世界津波の日:濱口梧陵」を、映像で映し出しながら、東京藝術大学学長でバイオリニストの澤和樹(さわ・かずき)がコンサートマスターを務めるオーケストラの指揮をしました。
そして、濱口梧陵の地元・広川町の広小学校の40人余りの児童が「稲むらの火」を秋川さんとともに合唱し、大きな拍手を受けていました。
また、濱口梧陵の子孫にあたるヤマサ醤油の濱口道夫(みちお)さんの妻で東京から駆けつけた祥子(さちこ)さんが西岡利記(にしおか・としき)広川町長と共に登壇し、ヤマサ醤油の製品がファイザーやモデルナのコロナウイルスワクチンの原料として採用され注目をされていることが紹介されると会場には驚きと共感が拡がっていました。
「紀の国わかやま文化祭2021」の開会式は、この後、きょう(30日)午後3時から和歌山市のビッグホエールで開かれます。