和歌山市・市営団地の共益費の請求ミスで陳謝

2021年10月22日 18時58分

事件・事故政治

和歌山市は、市営団地86か所のうち、37か所に入居しているあわせて1108世帯から徴収する共益費を、過大または過少に請求していたとして、きょう(22日)陳謝しました。

請求ミスを陳謝する堀田建築住宅部長(左)と和中住宅第2課長(右)(10月22日・和歌山市役所)

和歌山市住宅第2課によりますと、過大もしくは過少に徴収された共益費は、2か月に1回請求される電気料金のことし(2021年)8月と9月分で、住民の指摘でわかりました。

請求ミスがあった世帯のうち、納付書払い分は37団地の646世帯で、過大請求が118世帯・過少請求が528世帯ありました。

口座振替分は36団地の462世帯で、過大請求が103世帯・過少請求が359世帯ありました。

共益費として徴収される電気料金は外灯や水道水を汲み上げるポンプなど、団地の建物の維持などに用いられる分で、納付書を作成する際に、エクセルデータで誤った計算式をあてはめたことが原因で、入力は職員1人が担当し、入力後のチェックは行われていませんでした。

住宅第2課では、きょう(21日)請求ミスのあったすべての世帯に謝罪文を送付し、超過した世帯には12月請求分で差し引き、不足した世帯には追加で徴収することで対応することにしています。また、過去5年間にさかのぼって、徴収ミスは今回のみだったということです。

和歌山市の堀田剛弘(ほった・よしひろ)建築住宅部長は「多大なご迷惑をお掛けして申し訳無い。入力作業は最低限2人以上で行う」と陳謝しました。

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