熊野速玉大社で厳かに御船祭、早船競漕は中止

2021年10月17日 10時35分

歴史・文化

新宮市の世界遺産、熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)の例大祭「御船祭(みふねまつり)」がきのう(16日)、三重県との県境を流れる熊野川で行われました。

ご神体を乗せた朱色の船が、川をおよそ1キロさかのぼり、御船島(みふねじま)を厳かにゆっくりと3周しました。

地域の若者らが乗る木造船が速さを競う恒例の「早船競漕(はやぶねきょうそう)」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、去年(2020年)に続いて中止となりました。

三重県熊野市から初めて訪れたという76歳の女性は「写真が趣味で競漕を楽しみに来た。中止は残念だが、船の周回は厳かな雰囲気で良かった。来年に期待したい」と話していました。

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