【水管橋破損・断水】仮復旧工事開始、9日朝の断水解消目指す

2021年10月06日 14時30分

災害・防災社会

和歌山市北部で発生している6万世帯に及ぶ大規模な断水で、仮設の水道管を敷設するための工事が和歌山市の紀ノ川にかかる六十谷橋の付近できょう(10/6)午前10時から始まりました。

仮設される水道管

この大規模な断水は、和歌山市の南部から北部へ水を送るための唯一の送水管の橋が折れて落下したことによるもので、水道を管理する和歌山市は、落下した橋を迂回する形で、この水道の橋に並行して紀ノ川にかかっている県道の六十谷橋の車道に、仮の水道管を全長およそ630メートルにわたって敷設(ふせつ)することを決めました。

そして、きょうは、午前8時頃から現場近くにある水道局の土地に、敷設する水道管を運びはじめ、午前10時に県道の六十谷橋を全面通行止めにして封鎖し、仮の水道管を敷設するための工事を開始しました。

午前10時を過ぎると通行止めの規制が始まった

1本1・5トンの水道管4本が積載された最初のトラックが橋の上に到着すると、作業員がクレーンで1本ずつ降ろしていきました。

仮の水道管を敷設する作業は、きょうから24時間体制で昼夜を問わず工事が行われ、あさって(10/8)に和歌山市北部に4つある配水池(はいすいち)への送水を行い、9日の早朝には、各家庭で水が使用できるようになる見込みです。

一方、六十谷橋の全面通行止めについては、本工事が完了し、仮設の送水管が撤去されるまで続く見込みで、通行止め解除のメドはたっていません。

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