衆院選・和歌山3区に新党くにもりの新人・本間奈々氏出馬表明

2021年10月05日 16時26分

政治

今月(10月)19日に公示される衆議院総選挙の和歌山3区に、新党くにもりの代表で新人の本間奈々(ほんま・なな)氏52歳が、きょう(5日)出馬を表明しました。

本間氏は福岡県出身で、その後、広島県や東京都などで生育し、早稲田大学法学部を卒業後、1993年から2011年まで自治省の官僚を務めました。

この間、札幌市の企画課長や愛知県春日井市(かすがいし)の副市長などを歴任し、退職後は札幌市長選挙に過去2回出馬しましたが、いずれも落選しています。現在は、去年(2020年)発足した保守系政党・新党くにもりの代表を務めていて、国政選挙への出馬は初めてです。

本間氏は、きょう、和歌山県庁で記者会見を開き、和歌山3区での出馬を表明し「戦後の日本は親米派や親中派の政治家であふれ、主権の無い植民地的な状態だ。とくに親中派の第一人者の二階俊博(にかい・としひろ)氏の政治姿勢は保守の中でも矛盾を生じていて、改めなくてはならない」と対決姿勢を示しました。

その上で本間氏は、国防力の強化や、デフレ脱却に向けた消費税増税反対と積極的な財政発動を進めること、和歌山県のIR誘致と紀南地方のメガソーラー開発促進に反対することなどを訴える考えを示しました。

衆議院和歌山3区には、いまのところ、自民党の前・幹事長で現職の二階俊博氏82歳、共産党の新人・畑野良弘(はたの・よしひろ)氏61歳、無所属の新人・根来秀樹(ねごろ・ひでき)氏51歳も立候補を表明していて、本間氏で4人目となります。

衆議院総選挙は、今月19日公示・31日投票で行われます。

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