【水道橋破損】和歌山市で紀の川の水道橋破損・市内紀の川北部で断水

2021年10月03日 20時44分

事件・事故社会

きょう(3日)午後4時ごろ、和歌山市を流れる紀の川の六十谷橋(むそたばし)に沿って架かる水道管の橋が折れて川に落下しているのが見つかりました。水道を管理する和歌山市によりますと、紀の川北部地域の殆どが断水する見込みで、現在、復旧のための調査や原因の究明を行っています。

https://www.youtube.com/watch?v=Z9WRIdEl1iI

落下した六十谷水管橋(10月3日・※和歌山市・土橋進さん提供)

和歌山市企業局によりますと、この橋は、1975年に着工し、全長が546メートルで2本の水道管が通っていて、和歌山市の加納(かのう)浄水場から紀の川の北部地域へ水道水を供給するためのものです。橋の中央の部分で2本とも長さおよそ60メートルにわたって折れて落下しました。

きょう午後3時44分ごろ、加納浄水場で水量の異常が検知され、午後4時10分ごろ橋の破損が原因とわかりました。

企業局によりますと、和歌山市の紀の川北部の殆どにあたるおよそ6万戸で断水していて、今後、対象地域の支所や連絡所、学校などに給水車を派遣することなどで対応することにしていますが、復旧に数日はかかる見込みだということです。

水道橋落下の状況を説明する和歌山市企業局の職員ら(10月3日・和歌山市役所)

和歌山市企業局の中村嘉宏(なかむら・よしひろ)局長は「市民の皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳無い。復旧に向けて全力で取組む」と陳謝しました。 

WBSインフォメーション

WBSショッピング55