「紀州のドン・ファン」創業の2社が破産
2021年10月01日 20時51分
「紀州のドン・ファン」と呼ばれ、2018年5月に自宅で死亡した、田辺市の資産家・野崎幸助(のざき・こうすけ)さんが創業した田辺市内の企業2社について、和歌山地方裁判所は、先月(9月)21日付けで破産手続きの開始を決定しました。
民間の調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店などによりますと、田辺市の貸金・酒類販売業「アプリコ」と、関連会社「アンカー」の2社は、ことし(2021年)8月、債権者から破産の申し立てがあったということです。
決算書に基づく負債総額は、アプリコがおよそ7億5千万円、アンカーがおよそ1億4千万円ですが今後変動する可能性があります。
野崎さんは殺害されたとされ、逮捕起訴された妻の須藤早貴(すどう・さき)被告25歳が、野崎さんの死後、2社の代表取締役に就任していました。