13年ぶり全国団体金章受賞 少年補導功労者表彰
2021年09月29日 19時40分
青少年の非行防止や健全育成に尽力した和歌山県内の少年補導員に贈られる、今年度の全国と近畿の少年補導功労者表彰の伝達式がきょう(9/29)、和歌山市で行われました。
「少年補導功労者表彰」は、長年にわたり、少年の補導や非行防止の啓発などに尽力し、功績があった人に贈られるもので、今年度(2021年度)は、和歌山県内から全国表彰の金章が1人と1つの団体、銀章が2人、銅章が3人、近畿地区の表彰が5人と1つの団体と決まりました。
きょう午後2時から和歌山市の県自治会館で行われた伝達式では、出席した受賞者が、県警少年課の中岡隆(なかおか・たかし)課長から賞状を、県警察少年補導員連絡協議会の木村樹夫(きむら・みきお)会長から金章や盾などの記念品を受け取りました。
このうち、全国少年警察ボランティア協会少年補導厚労団体表彰を受賞したのは、新宮警察署少年補導員連絡会で、和歌山県内の団体としては、13年ぶり、3団体目の受賞となりました。
伝達式には、連絡会の会長で、少年補導員として30年にわたって活動を続けている田代知美(たしろ・ともみ)さん67歳が出席し、式の後、「歴代の会員を含めた地道な努力でこのような賞をいただき、光栄です。時代が変わり、子どもに気軽に声をかけられなくなり、悩んだ時期もありましたが、いまは、登下校時に街角に立って子どもに声をかけられるようになりました。子育て中の若い人たちに関わってもらうのが最善と考えているので、そうした若い人たちを会員に勧誘し、活動していきたい」と話しました。