自民党岸田新総裁誕生・仁坂知事「立派な国政を」
2021年09月29日 16時53分
自民党の次の総裁に岸田文雄(きしだ・ふみお)前・政務調査会長が選出されたことについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「非常に熱心な人。立派な国政を作り上げて欲しい」と述べ、期待を込めました。
きょう(29日)自民党総裁選挙の決選投票終了後、県庁で記者の取材に応じた仁坂知事は、岸田新総裁について「経済産業省の役人時代、度々懇談する機会に恵まれ、こちらの話しをよく聞いて頂けた。非常に温和な人。立派な国政を作り上げて欲しい」と印象を述べました。
新型コロナウイルス対策については「菅総理が対応する新型コロナウイルス対策も最終局面に入り、第5波もようやく終わりになろうとしている。菅総理は、高齢者のワクチン早期接種を推進し適切な対策を取ったが、その後、政府は人流抑制ばかりに気を取られ、積極的疫学調査や福祉保健医療をおろそかにしている。政府は、ここで第5波の分析を行い、間違った行動を反省して、今のうちに科学的な論理を用いて次の感染の波に備えなければならない」と注文を付けました。
また、コロナ後の経済対策について「財政出動を含めて大胆な対策を期待する。とくに東京一極集中を解消し、地方創生や少子化対策など、日本全体が幸せになるような政策を期待したい」と述べました。