【新型コロナ】緊急事態宣言解除で県も外出自粛要請など緩和へ
2021年09月29日 14時10分
東京都や大阪府などに出されている新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が、あす(30日)ですべて解除されることになったのを受け、県民に不要不急の外出や、集団での宿泊・会食、旅行などの自粛を求めていた和歌山県は、あさって・10月1日から、制限を緩和することになりました。
これは、けさ(29日)の定例記者会見で、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が明らかにしたものです。
県では、これまで県民に対し、とくに緊急事態宣言とまん延防止等重点措置への不要不急の外出や飲食、帰省などの自粛を強く求めてきたほか、遅くまでの集団での会食や宿泊、部活動の県外での練習試合などの自粛も求めてきました。このほか、県民向け県内旅行補助事業「わかやまリフレッシュプラン」も一時停止しました。
このところ、第5波の新規感染者数が全国的に減少傾向になり、国がきのう(28日)緊急事態宣言とまん延防止等重点措置をあすですべて解除することから、県も県民へのお願いを見直し、自粛や制限を緩和することになったものです。
10月1日からは「不要不急の外出を控える」から「安全な生活・安全な外出を心がける」に緩和し、県外への外出は、基本的な感染予防対策を徹底して、行き先ごとの自治体の要請に沿って行動するよう呼びかけます。また、遅い時間までの集団での会食や宿泊、帰省や観光旅行などの自粛要請も解除します。
このほか、カラオケや飲食は換気に十分注意し、部活動の県外での練習や試合についても、住民に外出や移動などを自粛している区域以外なら感染予防対策を十分に行うことで出来るようになります。
ただし、わかやまリフレッシュプランの再開時期については、慎重に見極め、近日中に示すことにしています。
仁坂知事は「第5波は終わったと思うが、コロナの感染自体は終わった訳では無く、次も必ずあると思っている。ただ、政府が言うような人流だけ抑えれば良いというのは違う。感染が小さいときに地道に抑えることが大事で、第6波に備えて、今のうちに国も県も検証や準備をしなければならない」と述べました。