和歌山県庁のきいちゃん食堂でくじらカツ定食限定提供
2021年09月27日 18時11分
古式捕鯨発祥の地・太地町(たいじちょう)の捕鯨文化とくじら肉の消費拡大をPRしようと、和歌山県庁北別館1階の「きいちゃん食堂」で、きょう(27日)から期間限定で、くじらカツ定食とくじらカツ弁当が販売されています。
これは、和歌山県が太地町や太地町漁協などの協力で行っている取組みで、きょうから来月(10月)1日までの5日間限定で、きいちゃん食堂では、北海道・釧路沖で水揚げされ太地町漁協に入荷したミンククジラの肉で作ったくじらのカツを5個盛り合わせたくじらカツ定食と、くじらカツ3個を詰め込んだくじらカツ弁当をそれぞれ販売しています。くじらカツ定食を食べる人には、希少部位のさえずりとくじらベーコンの小鉢を試食品として提供する特典があります。
初日のきょうは、開会中の9月県議会に出席している県議会議員や、下宏(しも・ひろし)副知事らが食堂を訪れ、くじらカツ定食やさえずりを味わっていました。下副知事は「思った以上に美味しい。太地の古式捕鯨の歴史と和歌山の鯨食(げいしょく)文化を多くの人に知って欲しい」と話していました。
企画した県・水産振興課の林寛文(はやし・ひろふみ)企画流通班長は「太地町の協力で美味しいくじら肉を味わえるので、沢山の県民に食べに来て欲しい」と呼びかけています。
くじらカツ定食は790円、くじらカツ弁当は500円で、来月1日・金曜日までの期間限定で、県庁北別館1階のきいちゃん食堂で販売されています。
これにあわせて、県庁北別館2階の県民ロビーと、北別館と本館を結ぶ2階の渡り廊下では、くじらや太地町の古式捕鯨の歴史を紹介する展示も行われていて、なかでも、ミンククジラを描いた長さおよそ8メートルにおよぶ横断幕がみものとなっています。