県南部の大雨ピーク過ぎる、朝は一時、避難指示も

2021年09月26日 17時35分

災害・防災

けさ(26日)、新宮市や東牟婁地域で非常に激しい雨が降り、那智勝浦町の一部地域に一時、避難指示が発令されたり、JR紀勢線が一部区間で一時、運転を見合わせるなどしました。

和歌山地方気象台では、県南部の大雨のピークはすぎたものの、今夜遅くまで、土砂災害に注意するよう呼びかけています。

アメダスの観測で、新宮では、午前6時すぎまでの1時間に70ミリの非常に激しい雨が降ったほか、きのう(25日)午後8時の降り始めからきょう午後3時までの総雨量は、新宮で201・5ミリ、那智勝浦町色川(いろかわ)で131・5ミリ、串本町潮岬で93・5ミリなどとなっています。

新宮市と那智勝浦町に、午前6時台に相次いで発表された土砂災害警戒情報は、午前9時前に解除され、新宮・東牟婁に出されていた大雨などの気象警報も、午後2時前にすべて解除されました。

また、那智勝浦町の市野々(いちのの)、井関(いせき)、川関(かわせき)のあわせて848世帯1656人に午前7時半に発令された警戒レベル4の避難指示は、午前11時半に解除となりました。

JR紀勢線は、午前6時前に、新宮駅の雨量計が規制値を超えたとして、新宮市の新宮駅と串本町の紀伊田原(きいたはら)駅の間で運転を見合わせていましたが、午後0時半までに全線で運転を再開しました。JR西日本和歌山支社によりますと、これにより、特急8本を含む、上下あわせて17本が運休、または、部分運休し、3本に最大1時間20分程度の遅れが出て、およそ700人に影響しました。

和歌山地方気象台によりますと、県南部を中心とした大雨はピークを過ぎたものの、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあるため、今夜遅くにかけて、土砂災害に注意が必要だということです。また、引き続き、大気の状態が不安定なため、落雷や突風にも注意を呼び掛けています。

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