令和3年(2021年)地価調査・去年(2020年)と同水準で下落

2021年09月21日 17時00分

社会経済

土地の適正な取引の指標となる、ことし(2021年)の和歌山県地価調査の結果が、21日、公表され、住宅地は31年連続、商業地は30年連続で下落しました。

調査は住宅地154地点、商業地46地点、工業地8地点など213地点で行われました。

このうち、価格が上昇したのは、住宅地が去年(2020年)の4地点からことしは2地点に減り、商業地の上昇地点はありませんでした。

下落率は住宅地は去年と同じ水準のマイナス1・4%と31年連続、商業地は去年より0・1ポイント悪化してマイナス1・2%と30年連続で下落しました。

県内の1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地が3万5800円、商業地が8万3300円です。

住宅地で最も高かったのは、9年連続で和歌山市吹上(ふきあげ)4丁目6番で、価格は去年と同じ1平方メートルあたり19万4千円です。

住宅地は和歌山市の中心部や串本町(くしもとちょう)の高台で上昇し、津波が懸念される沿岸部や人口が減少する山間部では下落が続いています。

商業地で最も高かったのは、23年連続で和歌山市友田町(ともだちょう)5丁目50番で、価格は去年と同じ1平方メートルあたり44万2千円でした。

一方、和歌山市の繁華街・アロチでは新型コロナの影響で下落しているほか、和歌山市以外の沿岸部では、津波の懸念などから下落傾向が続いています。

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