台風１４号は、きょう（１８日）午前６時過ぎ有田市付近に上陸して紀伊半島を東に進み、午後３時、東海道沖で温帯低気圧に変わりましたが、美浜町では台風１４号の影響とみられる突風が発生し、１人がケガをしたほか住宅に被害が出ました。

美浜町によりますと、突風はきょう（１８日）午前０時半ごろ発生し、住宅およそ５０軒の屋根瓦が飛び、窓ガラスが割れるなど直線でおよそ１・５キロにわたって被害が出ました。
また、割れたガラスで１０歳代の男の子１人がケガをしました。

和歌山地方気象台では、当時の詳しい気象状況についてきょう（１８日）午後から気象庁機動調査班を派遣して調査を行いました。

ところで、台風の接近に伴い、県内の鉄道では、ＪＲ西日本によりますと、特急くろしおの新大阪～新宮間では、午前６時２９分新宮発新大阪行き・くろしお１２号など上下５本が一部区間または全区間で運転を取りやめとなりました。

また、紀勢線の普通列車は、新宮～和歌山間で始発から上下２１本が運転を取りやめたほか、上下９本に遅れが出ました。

御坊市を走る紀州鉄道も今朝（１８日）は、始発から運転を見合わせていましたが、午前７時４２分西御坊発の列車から運転が再開されました。

一方、和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーは、午前１０時３５分和歌山発徳島行と午前１１時徳島発和歌山行きの上下第５便まで欠航となり、上下第６便から運航が再開されました。

阪和自動車道は、和歌山市の雄山トンネルと有田インターチェンジ間の上下線がきのう（１７日）午後１１時過ぎから雨のため、最高時速５０キロの速度制限が行われていましたが、今朝（１８日）８時過ぎに解除されました。