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第22回和歌の浦万葉薪能、2年ぶり10月10日開催

2021年09月15日 15時16分

イベント歴史・文化社会

万葉の景勝地・和歌山市の和歌の浦で、かがり火の中、能や狂言を鑑賞する「和歌の浦万葉薪能」が、来月(10月)10日、2年ぶりに開かれます。

この薪能は、地元住民らでつくる和歌の浦万葉薪能の会が、和歌山市の片男波公園・特設ステージで毎年、開いているもので、今年で22回目です。

去年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて最終的に中止となりましたが、今年は、座席の間隔の確保や検温、手指の消毒やマスクの着用など、感染予防対策を徹底した上で、行うことになりました。

今年の薪能では、午後4時20分から第一部が行われ、観世流(かんぜりゅう)能楽師の小林慶三(こばやし・けいぞう)さんによるワークショップで、7月から指導を受けてきた小中学生や高校生らが、謡(うたい)や仕舞(しまい)を披露します。

第2部は午後5時頃からの予定で、大蔵流(おおくらりゅう)狂言の「棒縛(ぼうしばり)」が上演されたあと、観世流(かんぜりゅう)能楽師の片山九郎右衛門(かたやま・くろうえもん)さんがシテ役となり、盗賊とともに商人を襲って牛若丸に討ち取られた熊坂長範(くまさか・ちょうはん)の亡霊を演じる「熊坂(くまさか)」が上演されます。

第22回和歌の浦万葉薪能は、来月10日の午後4時20分から、和歌山市の片男波公園野外ステージで開かれます。

なお、雨の場合は、野外ステージ近くの健康館アリーナで開かれます。

前売り券は一般が3000円、小学生から大学生までが1000円、当日券は、それぞれ500円増しとなります。

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