【新型コロナ】県内21人感染、1人死亡

2021年09月14日 17時51分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(9/14)、県内で新型コロナウイルスに感染して入院していた70代の女性1人が死亡し、10代の小学生から70代までの男女21人が新たに感染したと発表しました。県内で死亡した人は59人となり、死者を含む県内の累計の感染者数は5076人となりました。

新たに亡くなったのは、和歌山市に住む70代の女性で、クラスターとなった和歌山市の向陽病院に入院していた先月(8月)22日、発熱の症状が出てその後のPCR検査で陽性が判明し、今月1日から酸素投与の治療を受けていましたが、8日に容態が悪化し、きょう、新型コロナウイルス感染症肺炎で死亡しました。死亡した女性には、基礎疾患があり、ワクチンを一度も接種していませんでした。

一方、きょう感染が判明した21人のうち、田辺保健所管内に住む40代の自営業の男性は、先月21日から食欲低下の症状があり、今月に入ってからは、咳や息苦しさの症状が出てその後、さらに悪化し、今月11日に救急搬送され、感染が判明しました。

男性は、呼吸機能の低下がみられ、重篤な症状のため、ICU・集中治療室で人工呼吸器を装着して治療を受けています。

また、橋本保健所管内の50代の男性会社員は、今月7日に発熱の症状が出た後、熱が下がったものの、咳の症状が出たため医療機関を受診しましたが、PCR検査は行われず、その後、再び発熱した男性が、保健所に連絡して別の医療機関の紹介を受け、ようやく感染が判明しました。

県は、あらためて、県民に対し、症状が出たら早めに受診するよう呼びかけるとともに、医療機関に対しては、早めのPCR検査実施を呼びかけています。

新たに感染が判明した21人の保健所別の内訳は、和歌山市が9人、田辺が6人、岩出が4人、海南と橋本が1人ずつ、湯浅、御坊、新宮はゼロで、県外もゼロでした。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が15・9人で、保健所別でみて、政府が示す爆発的感染拡大の水準となる25人を上回っているのは、岩出と橋本のみとなっています。

また、きょう現在、入院しているのは183人で、7月31日以来、45日ぶりに200人を下回ったほか、県内のコロナ用病床605床に、臨時に設けられた2床を加えた病床の使用率は30・1%となっています。

酸素投与が必要な重症者は13人で、4人が、重篤な症状で人工呼吸器を装着して治療を受けています。

また、県が準備した療養のためのホテル利用者はきょう現在、3人となっています。

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