【新型コロナ】ワクチン1200回分廃棄、和歌山大学
2021年09月13日 20時49分
和歌山大学はきょう(9/13)、学生らを対象にした職域接種で使用するため保管していた、新型コロナウイルスのワクチン1200回分を、先月(8月)下旬に廃棄したことを明らかにしました。
大学によりますと、ワクチンはアメリカのモデルナ社製で、異物混入問題を受けて、先月26日にロット番号を確認した際、適正な温度の範囲より0・1度高くなった時間帯があったため、厚生労働省や製薬会社に問い合わせたところ、「大丈夫とは言えない」と言われ、1200回分すべてのワクチンを廃棄したということです。
大学では、先月28日と29日に学生や大学院生、教職員らおよそ1200人に対し、1回目の接種を予定していましたが、廃棄した影響で延期を余儀なくされました。
その後、新しいワクチン1200回分が届いたため、きのう(9/12)とおととい(9/11)の2日間、あらためて1回目の接種を実施し、日程変更に対応できたおよそ800人が接種を受けました。
大学では、今後、10月9日と10日に2回目の接種を実施するほか、残る400人についても、日程調整した上で、接種することにしています。
和歌山大学は、「貴重なワクチンをムダにしてしまい、申し訳ない。今後、こうしたことが起こらないよう再発防止につとめる」とコメントしています。