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「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021わかやま」無観客配信で開催

2021年09月13日 12時22分

イベント社会福祉・医療

がんの撲滅や、がんと闘う患者や家族に寄り添うためのチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2021わかやま」が、きのう(12日)和歌山市の和歌山城砂の丸広場で開かれました。

きのうのイベント会場のもよう(配信画像より・9月12日・和歌山城砂の丸広場)

リレー・フォー・ライフは、1985年、アメリカの医師が陸上トラックを24時間走り続け、アメリカ対がん協会への寄付を呼びかけたことが始まりで海外にも広がり、2006年には日本でも始まりました。和歌山県では2014年からスタートし、去年(2020年)は新型コロナウイルスの影響で中止され、ことし(2021年)は2年ぶり8回目の開催となりました。

例年ですと、24時間かけてイベントを繰り広げていますが、ことしは新型コロナウイルス感染防止のため、実行委員以外は無観客で、時間も午後6時から8時までの2時間に短縮し、会場の模様をインターネットで中継する形になりました。

きのうは、実行委員が、がん患者の代わりにゆっくりとトラックを一周する「サバイバーズラップ」で幕を開けました。

メッセージが灯された「ルミナリエ」(配信画像より)

トラックの中央には、がんで亡くなった人のために誰もいないイスとテーブルが置かれ、その周りには、がんで家族を亡くした人らがメッセージやイラストを描き込んだ白い紙袋の中にろうそくを灯した「ルミナリエ」が並べられました。

このほか、和歌山市出身のシンガーソングライター・宝子(たからこ)さんが、電子ピアノの弾き語りを披露しました。

実行委員長の庄司薫(しょうじ・かおる)さんは「がんで旅立たれた方をしのび、病気と闘っている人と支え合うことで、前進する勇気に変えていければ」とあいさつしました。

ところで、実行委員会では、スマートフォンアプリを介して個人や団体がそれぞれ好きな場所で歩いた歩数を登録し、日本対がん協会の運営やがん患者の支援に繋げるイベント「セルフウォークリレー」を来月(10月)11日まで開催していて、参加を呼びかけています。参加費は1人1000円です。

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