盗撮の男性巡査部長、停職6ヶ月処分 和歌山県警
2021年09月10日 18時51分
今年(2021年)4月、東京都で女性を転倒させてケガをさせたなどとして、和歌山県警察本部はきょう(9/10)、36歳の男性巡査部長を停職6ヶ月の懲戒処分としました。男性は、きょう付で依願退職しています。
県警監察課によりますと、捜査一課に所属していた36歳の男性巡査部長は、4月18日の午後9時半頃、東京都大田区の路上で、スマートフォンを使って女性を盗撮していたところ、相手に気づかれて通報されそうになったため、もみあいとなり、女性を転倒させ、両手や両ひざにケガをさせたとして警視庁に逮捕されました。
男性巡査部長は、仕事で東京に出張していて、犯行当時は、勤務時間外でした。
また、この男性巡査部長は、警視庁の捜査過程で、3年前の2018年9月26日の深夜、橋本市の民家の敷地内にのぞき目的で侵入したとして、住居侵入の容疑で再逮捕されていて、これまでに、傷害と住居侵入の罪で略式起訴され、罰金刑を受けています。
和歌山県警監察課はきょう、男性巡査部長を停職6ヶ月の懲戒処分としました。
監察課の聞き取りに対し、男性巡査部長は、「取り返しのつかないことをした」と反省し、きょう付で依願退職したということです。
この男性巡査部長は、2008年4月に和歌山県警に採用され、今年4月から捜査一課に配属されていました。
県警の大野矢雄(おおの・ちかお)主席監察官は、「警察官がこのような事件を起こし、被害者や県民の皆さんに深くお詫び申し上げます」とした上で、「今後、さらに組織一丸となって信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。