広川町の「稲むら火祭り」再び開催断念

2021年09月08日 15時52分

歴史・文化災害・防災

広川町で毎年10月に実施される「稲むらの火祭り」の実行委員会はきょう(8日)までに、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して今年の「稲むらの火祭り」の中止を決めました。

「稲むらの火祭り」は、広川町出身の実業家・浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)が、1854年に起きた安政南海地震の際、津波から村人を守ろうと稲わらに火を付けて高台に導いた故事にちなんで、防災意識を高めようと2003年から開かれていますが、去年も縮小版の採火式のみで、2年連続の開催断念となりました。

実行委は去年、「稲むらの火祭り」に合わせて計画していた浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)生誕200年を祝う行事も1年延期していました。

今回の火祭り中止に伴ってこれも白紙とし、今後の対応を検討するということです。

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