県・海草振興局建設部などで公文書不適切処理

2021年09月07日 18時55分

事件・事故政治

和歌山県は、海草(かいそう)振興局建設部と海南(かいなん)工事事務所で、公文書の紛失や、手続きが行われないまま放置されている公文書が多数見つかったと発表しました。

県によりますと、海草振興局建設部は、去年(2020年)7月、和歌山市築港(ちっこう)の旧庁舎から和歌山市森小手穂(もりおてぼ)の新庁舎へ移転しました。

ことし(2021年)6月になって、海草振興局建設部が管理していた2015年度から2016年度までの河川の占用許可に関する公文書の一部3件と、海南工事事務所が管理していた2018年度から昨年度までの道路占用許可などに関する公文書11件、それに、2018年度から昨年度までの収入調定票の一部20件が、無くなっていることがわかりました。

あわせて、海草振興局建設部では、2014年度から2016年度までの河川の占用許可に関する公文書の一部48件、海南工事事務所では、2018年度から昨年度までの道路の占用許可などに関する公文書の一部5件が、手続きが行われないまま放置されていたこともわかりました。

これまでに個人情報の漏えいなどは確認されていないということですが、海草振興局建設部では、紛失した書類の申請者に説明と謝罪を行うとともに、再発防止や、複数の担当者での進行管理に努め、手続きが済んでいない公文書についても、今後、速やかに手続きを行うとしています。

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