【新型コロナ】仁坂知事「若い人もワクチン接種を」

2021年09月07日 18時56分

政治社会福祉・医療

和歌山県内で、今月(9月)4日現在の新型コロナワクチンの1回目の接種率が、12歳以上の10代が30・58%、20代では42・18%にとどまっていることが、和歌山県の調査でわかりました。仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、改めて接種するよう若者世代に呼びかけました。

若者世代にワクチン接種を呼びかける仁坂知事(9月7日・和歌山県庁)

県の調査によりますと、4日現在の県内での1回目のワクチン摂取率は、65歳以上は90%、60歳から64歳は80%、50代が70%、40代が57・93%、30代が47・33%になっている一方、12歳以上の10代が30・58%、20代は42・18%と、年長の世代よりも低くなっています。

これについて仁坂知事は、けさ(7日)の定例記者会見で「市町村によっては高齢者の接種が優先されたり、副反応への警戒や、ワクチン接種による健康被害をあおるフェイク情報などの影響があるのではないか」と要因を分析しました。

加えて仁坂知事は「マスコミが接種したくない人の考えを大きく報じて、それに影響を受ける人もいるだろうし、尾身茂(おみ・しげる)さんのような著名な専門家や政府が、和歌山県のようにデータを示しながら接種を呼びかけていないからではないか」とも指摘し、市町村のワクチン接種を積極的に活用するよう、改めて若者に呼びかけました。

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