紀伊半島豪雨10年で慰霊祭 死者・不明88人 LEDで追悼

2021年09月04日 18時42分

災害・防災

和歌山、奈良、三重の3つの県で死者・行方不明者が88人に上った紀伊半島豪雨から10年になり、被害が大きかった各地ではきょう(4日)、慰霊祭などが行われました。
このうち、29人が犠牲になった那智勝浦町の井関(いせき)地区ではきょう(4日)未明、遺族らおよそ60人が公園に集まり、慰霊碑の前で個のLED=発光ダイオードの明かりをつけ亡くなった人を悼みました。

また、11人の死者・行方不明者が出た奈良県五條(ごじょう)市では追悼式が行われ、被害が集中した地区の慰霊碑の前に遺族らおよそ100人が集まり黙とうしました。

母が死亡し、父が行方不明になった50代の男性は式典で「10年たったが、父母の声や姿を今でも最近のことのように思い出す」と述べました。

このほか、死者・行方不明者が14人に上った新宮市では遺族ら30人が慰霊碑に花束をささげました。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55