菅総理が辞意・仁坂知事「びっくりポンです」
2021年09月03日 15時20分
菅総理大臣が、きょう(3日)辞任する方向を固めたことについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は驚きを示すとともに、高齢者の迅速な新型コロナワクチン接種やデジタル化を推進したことを評価しました。
仁坂知事は、きょう午後、県庁で記者の質問に答え「菅総理の辞意を昼のニュースで知った。びっくりポンです」と率直に驚きを示しました。
その上で、菅総理の政権運営や政策について「新型コロナウイルス対策では、高齢者向けのワクチン接種を協力に進めたことはもっと高く評価されてもいいと思うが、コロナが強力すぎて、国民からちゃんと評価されない部分や非難されるべきところもあり、結論的にはコロナ対策がはかばかしくいっていなかったということではないか」と述べました。
あわせて仁坂知事は、デジタル化の推進や、カーボンニュートラルへの道筋を付けた事も高く評価した一方で「安倍前総理と比べて、和歌山県に見違えるような変化をもたらす政策は無かった」とも述べ、次の総理・総裁には「これまで進めてきた新型コロナ対策を着々と進め、人流抑制一本槍ではなく、幅広い分野の専門家の知見を、理屈でしっかり国民に説明すべきではないか」と希望を述べました。