県・公衆浴場での男女混浴禁止「おおむね7歳以上」に・9月県議会に条例改正案提出へ

2021年09月02日 12時19分

政治社会

和歌山県は、公衆浴場での男女混浴をさせない年齢を「おおむね10歳以上」としていましたが、社会情勢の変化や、他の自治体などの動きを踏まえ「おおむね7歳以上」に改めるとして、県条例の一部改正案を、9月定例県議会に提出します。

公衆浴場での男女混浴の禁止の年齢については、都道府県がそれぞれの条例で定めていて、これまでは、和歌山県など多くの都道府県で小学校高学年にあたる10歳前後としていました。

しかし、厚生労働省は、去年(2020年)12月に行った調査で、子どもが混浴を恥ずかしいと思い始めた年齢が6歳から7歳だとする結果が出たことなどから、公衆浴場における衛生等管理要領を改正し、混浴を制限する年齢を「おおむね10歳以上」から「おおむね7歳以上」と改めました。

これを受け、東京都や大阪府などで混浴禁止の年齢を「おおむね7歳以上」に改める条例改正を行うところが相次ぎ、和歌山県でも「公衆浴場衛生基準等に関する条例」の一部を改正する議案を、9月定例県議会に提出することになったものです。

県では「社会情勢の変化や、子どもの安全に配慮した環境整備につなげたい」と話しています。

条例改正案が可決されると、来年(2022年)4月1日に施行され、県では、県内のスーパー銭湯や温泉施設などに周知を図ることにしています。

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