【新型コロナ】県内68人感染、大阪由来多く
2021年09月01日 18時58分
和歌山県はきょう(9/1)、幼児から90代までの男女68人が県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
きょう新たに県内で感染が確認された68人のうち、田辺保健所管内に住む80代の女性は、クラスターとなった白浜はまゆう病院を今月26日に退院して自宅に移っていた人で、この病院クラスターの人数は7人となりました。女性は、きのう体調が悪化して医療機関を受診し、感染が判明したもので、肺炎の症状があり酸素投与の治療を受けています。
また、これまでにクラスターとして発表された和歌山市の古梅記念病院では、新たに入院患者2人の感染がわかり、このクラスターは35人となりました。
また、新たな感染者のうち、先に陽性になった人からの感染ではない、新規感染者は24人で、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「24人という数字は、かなり多く、デルタ株で感染者1人が2人に移すとなると、今後、過去最多の90人を超える可能性もある。集団感染を起こさないことが最も大事だが、依然として、通勤や外出などでの大阪由来が多い」と指摘し、リスクの高い行為を避けるよう、あらためて呼びかけました。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が45・1人で、政府が示す爆発的感染拡大の水準を大きく超えているものの、7日連続で減少しています。
一方、きょう現在、入院しているのは466人で、県内のコロナ用病床570床と、クラスターとなった古梅記念病院にある臨時の12床をあわせた病床の使用率は80・1%で、きのうよりやや上がりました。
酸素投与が必要な重症者は29人で、きのうと変わらず、重篤な症状で人工呼吸器を装着している人が2人となっています。
きょう新たに68人の感染が確認されたことで、県内の累計感染者数は、死亡した55人を含め4635人となりました。
新たに判明した人の保健所別の内訳は、和歌山市が27人、岩出がこれまでで最も多い15人、田辺が9人、湯浅が6人、橋本が4人、御坊が3人、新宮が2人、海南が1人、県外が1人となっています。