【高校野球】夏の甲子園優勝の智辯和歌山、凱旋帰校

2021年08月30日 20時49分

イベントスポーツ社会

夏の甲子園、全国高校野球選手権大会で兄弟校対決となった決勝を制し、21年ぶりに優勝した和歌山県代表の智辯和歌山が、きょう(8/30)、和歌山市の校舎に凱旋し、球場で応援できなかった生徒らの出迎えを受けました。

宮坂主将を先頭に行進する智辯和歌山の選手ら(2021年8月30日・智辯和歌山高校中庭で)

智辯和歌山は、きのうの決勝で、奈良県代表の兄弟校、智辯学園に9対2で勝ち、21年ぶり3回目の優勝を果たしました。

優勝から一夜明けたきょう、選手と監督ら21人が、大阪府内の宿舎からマイクロバスで移動し、和歌山市冬野の校舎に凱旋しました。

入り口にスタンバイする智辯和歌山ナイン
選手を迎える応援団とチアリーダー

午前10時半頃、校舎に到着した一行は、生徒や保護者、学校関係者らあわせておよそ100人が出迎える中、優勝旗を掲げた宮坂厚希(みやさか・あつき)主将を先頭に、18人の選手と監督、部長ら21人が一列になって中庭を歩き、校舎に入りました。

応援団やチアリーダーの祝福を受ける智辯和歌山ナイン

中庭では、ブラスバンドのメンバーが、応援の定番曲、「エル・クンバンチェロ」と「ジョックロック」を演奏する中、応援団とチアリーダーが、曲にあわせてパフォーマンスを披露し、優勝を祝いました。

応援団長の藤井雄生(ふじい・ゆうせい)さん17歳と「優勝した瞬間は、飛び上がるほど喜びました。とても頑張ってくれて感謝しかないし、僕らももっと頑張ります」と話し、チアリーダーのキャプテン、酒井遥希(さかい・はるき)さん16歳は、「家で家族と一緒に応援していましたが、ブラバンの演奏を聞くと、自然と身体が動いていました。選手の皆さんには、お疲れ様でした、私たちに感動をくれてありがとう、と伝えたい」と話していました。

中庭では、最小限の関係者が行進を見守った

また中谷仁(なかたに・じん)監督が選手として出場し、智辯和歌山が夏の甲子園で初めて優勝した1997年当時、応援団の副団長を務めていた現在の応援団顧問、坂上寿英(さかうえ・としひで)さんは、「中谷監督には、選手時代を含めて2度も夏の甲子園での優勝を味あわせてもらい、感動と勇気をもらっています。一般の生徒を含めてみんな一緒に甲子園で応援できる日が来ることを願っています」と話しました。

智辯和歌山高校では、あさって(9/1)祝勝会を開くことにしています。

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