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海南市下津町の宮川排水機場・9月1日運用開始

2021年08月30日 20時00分

政治災害・防災社会

集中豪雨や台風、高潮などで浸水被害が相次いで発生している、海南市下津町(かいなんし・しもつちょう)の加茂川(かもがわ)と宮川(みやがわ)の合流地点に和歌山県が整備していた「宮川排水機場」の運用が、あさって(9月1日)から始まります。

宮川排水機場は、海南市下津町方(かた)の加茂川と宮川の合流地点に、県が2015年から6年間でおよそ20億円をかけて整備したもので、防潮水門と、排水ポンプ2台による排水機場の2か所からなる排水設備です。

県では、2009年7月に加茂川水系の河川整備計画を策定し、海南市下津町の加茂川と宮川の合流地域で高潮や集中豪雨、台風などで繰り返して発生している浸水対策の一環として、宮川排水機場の整備を行い、このほど完成したもので、あさって・9月1日から運用をスタートします。

県の県土整備部や、海草振興局建設部では「引き続き、上流側の区間でも堤防の整備や川底の掘削などを進め、早期完成にむけ取組む」と話しています。

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