【新型コロナ】県・やむを得ない理由でマスク着用の困難者に「意思表示カード」交付
2021年08月30日 20時01分
発達障害や感覚過敏、呼吸障害などで新型コロナウイルス防止用のマスクの着用が困難な人がいるとして、和歌山県は、このような事情でマスクが着用できないことを示す「意思表示カード」の交付を、きょう(30日)から、県庁の本庁や各振興局で始めました。
カードはタテがおよそ5・5センチ、ヨコがおよそ9センチの名刺と同じくらいの大きさで、黄色の背景に、和歌山県のマスコット「ちいきゃん」が「マスクをつけられません。ご理解ください。」と書かれたフリップを持ったデザインです。
県・障害福祉課によりますと、発達障害や感覚過敏、呼吸機能障害などのある人は、マスクを着用することが困難な一方、外見からはわかりづらく、周囲から冷ややかな目で見られたり、心ない批判を受ける可能性が高く、周囲の理解を促すため、意思表示カードの交付を決めたものです。
カードは、発達障害や感覚過敏、呼吸機能障害、皮膚の病気などでやむを得ずマスクの着用が困難で、県内在住または県内に通勤・通学している人に無料で配布されます。
配布場所は、県庁本庁の障害福祉課と、各振興局の健康福祉部、それに東牟婁(ひがしむろ)振興局健康福祉部・串本(くしもと)支所です。
申し込みの際、意思表意カードの提出が必要です。カードの交付は1人1枚に限ります。また、郵送での交付も受け付けていて、その際、120円の返信用切手が必要です。もしくは、県のウェブサイトをご確認下さい。