【高校野球】夏の甲子園、智弁和歌山が21年ぶり3回目優勝
2021年08月29日 18時33分
夏の全国高校野球は、きのう(29日)甲子園球場で決勝戦が行われ、和歌山県代表の智辯和歌山が、奈良県代表の智弁学園を9対2で下し、21年ぶり3回目の優勝を果たしました。
智辯学園系列校同士の兄弟対決に注目が集まりましたが、智弁和歌山に軍配が上がりました。
智弁和歌山は、初回に智弁学園の先発・西村投手を攻め、犠牲フライや長短打で4点を先制しました。一方、智弁学園は2回裏、智辯和歌山先発の伊藤投手から内野安打やタイムリースリーベースなどで、2点を返しましたが智弁和歌山は、6回から代わった智弁学園の小畠(おばた)投手から6回・7回に1点、8回に2点を挙げ、8対2とリードを広げたあと、9回表には6番・渡部(わたべ)がレフトスタンドへ大会第36号ホームランを放って1点を追加するなど持ち前の打棒が振るい、4回途中から登板した智辯和歌山のエース中西が好投して、9対2で智弁和歌山が勝ち、夏の甲子園優勝を果たしました。
智弁和歌山の夏の甲子園大会優勝は、2000年以来、21年ぶり3回目です。
智辯和歌山の優勝に和歌山県の仁坂吉伸知事は、「この栄誉は、選手の皆さんが積み重ねた努力と学校を挙げての応援、そして長年にわたる関係者のご尽力の賜物です心から拍手を送ります」また「本県高校野球の、春夏全国制覇は通算13回目となり、野球王国和歌山として、ますますの活躍を期待します」とコメントを発表しました。また尾花正啓(おばな・まさひろ)市長も「深紅の大優勝旗を持ち帰ることは大変喜ばしく、心から感謝とお祝いを申し上げます」とコメントを発表しました。
和歌山放送ラジオでは、きょうの決勝戦を実況生中継し、放送の解説は、智弁和歌山前監督で、奈良の智弁学園でも監督経験がある高嶋仁(たかしま・ひとし)さんがつとめました。