ぐるなび「地域活性化起業人」を和歌山市に派遣
2021年08月27日 16時36分
インターネットのグルメ情報サイト「ぐるなび」を展開する東京の株式会社ぐるなびは、和歌山市の交流人口の増加や移住定住の促進に協力するため、来月(9月)1日から、社員2人を和歌山市に「地域活性化起業人(きぎょうにん)」として派遣することになり、きょう(27日)和歌山市役所で協定を締結しました。
これは、全国の過疎地域などに大都市圏の企業の社員を地域活性化のために市町村へ派遣する、総務省の「地域活性化起業人制度」を活用して、和歌山市が社員を派遣する企業を募集し、ぐるなび・プロモーション事業部の西原史郎(にしはら・しろう)さんと沼滝司(ぬまたき・つかさ)さんの2人が派遣されることになったものです。
期間は来月1日から3年間の予定で、2人は、和歌山市の食や観光資源を活用した都市部との交流人口の増加や、移住定住の促進につながる取り組みを市と連携して行います。
きょう午後、和歌山市役所の市長室で、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長と、ぐるなびの杉原章郎(すぎはら・あきお)社長が協定書に調印しました。
尾花市長は「ぐるなびの豊富なノウハウを活かして、和歌山市の発信や移住定住促進に期待したい」と歓迎しました。
ぐるなびの杉原社長は「和歌山市には歴史や文化、食に関するエンターテインメントが集まっている。この事業を通じて和歌山市の魅力をさらに向上させたい」と抱負を語りました。
和歌山市に派遣される、ぐるなびの西原さんと沼滝さんは「食や観光など、様々な魅力を掘り起こすとともに、ミシュランガイドなどとも連携した情報発信など、3年間で様々な取り組みにチャレンジしたい。和歌山市のファンになって多くの人に伝えたい」と意気込みを示しました。
ぐるなびが地域活性化企業人制度で社員を派遣するのは、島根県邑南町(おうなんちょう)に続いて和歌山市が2か所目です。