【新型コロナ】県内で新たに90人の感染を確認
2021年08月24日 19時32分
和歌山県はきょう(24日)新たに未就学児から90代までの男女90人が新型コロナに感染したことを確認したと発表しました。1日あたりの感染者数としては、今月20日と並んで県内最多の感染者数です。また67人が退院しましたが、現在入院している人は525人で過去最多を更新しています。県内の感染者の累計は亡くなった51人を合わせて4133人です。
県によりますときょう新たに那智勝浦町立温泉病院で患者3人と看護師の4人が感染がわかり、県は院内感染が発生したと認定しました。県は今年6月から入院していた患者がすでに感染していて、同じ病室の人や看護師に感染したとみていて、入院患者99人と職員ら236人の検査を進めることにしています。
このほかクラスターが発生している田辺市のカラオケバー、NEXT DOOR関連で新たに一人の感染がわかり、クラスターは28人となりました。また法事関連のクラスターでも新たに一人の感染が確認され10人に、和歌山市の保険代理業のグリーンライフのクラスターは1人増えて6人になりました。
保健所別の感染者数は、和歌山市で40人、田辺保健所管内で14人、岩出保健所管内で8人、新宮と橋本保健所管内でそれぞれ6人、海南と湯浅保健所管内がそれぞれ3人、東京、福岡、大阪、岐阜の県外が4人となっています。
県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は「きょうの発表では、若い10代でも、何度も嘔吐したり、呼吸苦や41度の高熱など症状がきつい人が多く、救急要請して受診する人が増えている。まずは、感染予防が必要で、県外へ出たり飲食しないようにしてほしい」とした上で、10代でも保証はできない」と述べ、命を守る行動をとるよう、強く呼びかけました。
県内の人口10万人当たりの感染者数は県全体で59・4人と過去最高です。