【新型コロナ】紀伊半島大水害合同慰霊祭が延期に

2021年08月24日 16時11分

政治災害・防災社会

和歌山県は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ことし(2021年)で10年を迎える紀伊半島大水害の合同慰霊祭を延期することを決めました。

定例記者会見での仁坂知事(8月24日・和歌山県庁)

県では、紀伊半島大水害から来月(9月)で10年になるのに合わせて、深層崩壊や土石流など甚大な被害があった田辺市や那智勝浦町(なちかつうらちょう)など、県内2市4町と合同で、来月5日に初めて、合同慰霊祭を行う予定でした。

このうち那智勝浦町で開く慰霊祭には、遺族や自治体関係者、国会議員らあわせておよそ200人が参列する予定でしたが、県では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からないとして、延期することを決めました。

仁坂吉伸知事は「9月5日は極めて大事な日で、10年前の悲劇を忘れてはいけないが、人を集めるのはリスクがある」と述べ、新型コロナウイルスが収束したあとに慰霊祭を行う考えを示しました。

あわせて県では、来月25日に予定していた「和歌山県誕生150年記念式典」や、来月29日に予定していた知事表彰式など、県が主催するイベントや式典5つを延期することも決めました。

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