イルカ漁前に現地警戒所 太地、抗議に備え

2021年08月21日 18時53分

太地町(たいじちょう)で来月から始まるイルカなどの追い込み漁を前に和歌山県警はきのう(20日)、反捕鯨団体の抗議活動を監視する現地警戒所を開設しました。

漁期が終わる来年3月末ごろまで警察官が交代制で24時間常駐し警戒に当たります。

県警によりますと、去年4月からことし3月までの間、国内で活動するおよそ70人の動物愛護や反捕鯨の活動家を確認しました。

この中には「イルカに自由を」などのプラカードを持ってデモ行進したり漁に出る様子を撮影し、インターネットに流したりする事例があったということです。

県警警備部の谷本克也(たにもと・かつや)本部長は「国内の抗議運動が活発化し、インターネットでつながって世界的に注目を集めている。違法行為には厳正に対処してほしい」と訓示しました。

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