貴志川線のニタマ駅長に和歌山県勲功爵(わかやまでナイト)授与
2021年08月21日 18時55分
和歌山電鐵貴志川線のネコの駅長で執行役員の「ニタマ」に、きょう(21日)和歌山県勲功爵(くんこうしゃく)「わかやまでナイト」の称号が与えられました。
わかやまでナイトは、県の魅力を全国や海外に発信した功績のあった人や動物などに県が授与する称号です。
きょう午前、紀の川市貴志川町の貴志駅で、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事がニタマ駅長に勲功爵の章記と勲章、それに、副賞の高級キャットフードを授与したほか、和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長が羽根の付いた帽子とマントをニタマ駅長に着せました。
勲功爵の称号を得たニタマ駅長は、きょうから「ニタマ卿(きょう)」という敬称で呼ばれるようになります。
仁坂知事は「ニタマ卿は神様のような力を持っていると思うので、新型コロナウイルスの平癒(へいゆ)や、コロナ後の和歌山の観光発信を益々期待したい」と話しています。
和歌山電鐵の小嶋社長は「これからは和歌山電鐵をはじめ、地方の鉄道が『公有民営(こうゆうみんえい)』制度で存続するための世論形成を行いながら、先代のたま駅長が投げかけた課題を解決すべく、ニタマ駅長と共に負けないよう頑張りたい」と意気込みを示しました。
勲功爵・わかやまでナイトは、和歌山電鐵では、2008年、三毛猫のたま駅長に初めて授与されたほか、2011年には白浜町(しらはまちょう)のアドベンチャーワールドのジャイアントパンダファミリーにも授与され、今回のニタマ駅長で3例目となります。