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【新型コロナ】県内64人感染、71例目クラスターも

2021年08月18日 18時26分

社会福祉・医療

和歌山県はきょう(8/18)、就学前の幼児から70代までの男女64人が、県内で新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。60人台の感染者数となるのは2日連続で、県内で71例目となるクラスターも和歌山市で発生しました。

きょう新たに感染が確認された64人のうち、和歌山市に住む20代の女性会社員2人は、これまでに感染が判明した3人と同じ職場に勤務していて、県は、和歌山市中之島にある古田(ふるた)会計事務所を県内71例目のクラスターと認定しました。保健所の調査では、感染が確認された5人は、職場の別の同僚を含めて10人で、今月12日に飲酒を含む会食を行っていました。

直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体が36・8人となり、過去最多だったきのうをさらに上回り、政府が示す爆発的感染拡大の水準を大きく超えています。

きょう現在、入院しているのは327人で、第五波に入ってから最多となり、県内のコロナ用病床515床の使用率は、63・5%となっています。酸素投与が必要な重症者は15人に増え、人工呼吸器を装着している1人がICU・集中治療室で治療を受けています。

また、感染確認した際のスクリーニング検査の結果、デルタ株の疑いがある感染者は、今月8日から14日までの1週間の割合が7割程度だったのに対し、今月15日から3日間の割合は、9割を超えていて、感染者に占めるデルタ株由来が急増しています。

記者会見で命を守る行動を呼びかける野尻技監(2021年8月18日)

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「大変危機感を持っている。いま大事なのは、集団に持ち込まないこと。集まっての飲食やスポーツ活動などは控えていただきたい。県民の命を守るため、病床を増やしながら全員入院を堅持しているが、このままでいくと大変厳しくなることが予想される。いまが重要な時期。県民の皆さんには、命を守る行動をとっていただきたい」と呼びかけました。

きょう新たに64人の感染が確認されたことで、県内の累計感染者数は、死亡した50人を含めて3648人となりました。

新たに判明した64人の保健所別の内訳は、和歌山市が26人、田辺が11人、岩出が9人、橋本と新宮が4人ずつ、御坊が2人、海南が1人で、県外は、大阪府が3人、京都府が2人、東京都と山口県が1人ずつとなっています。

なお、これまでに感染が確認された人のうち、新たに25人が変異ウイルスの感染とわかり、県内で確認された変異ウイルスの感染者数は、1648人となりました。

また、ゲノム解析による確定検査の結果、新たにアルファ株の感染者が117人増えて755人、デルタ株の感染者が36人増えて44人となりました。

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