総降雨量600ミリ超、土砂災害に厳重警戒を

2021年08月17日 20時39分

災害・防災社会

和歌山県では、あす18日にかけて土砂災害に厳重な警戒が必要で、低い土地の浸水や河川の増水にも警戒が必要です。

和歌山地方気象台によりますと、中国大陸から西日本を通って東へのびる前線上の低気圧は、あす18日にかけて日本海を北東へ進み、西日本に停滞する見込みです。

前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、和歌山県では、大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するとみられています。

和歌山県では、今月11日の降り始めからの降水量が600ミリを超えているところがあり、これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険が高まっているところがあります。

また、増水している河川もあり、和歌山地方気象台は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。

また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要で、積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内への移動など、安全確保に努めるよう呼びかけています。

和歌山地方気象台では、気象台が発表する警報などの最新の気象情報を、普段以上にこまめに確認するとともに、土砂災害や浸水害の危険度分布を示す気象庁の「キキクル」で、状況を確認するよう呼びかけています。

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