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夏休み・高校生向け「データサイエンス講座」

2021年08月17日 15時29分

イベント教育

夏休み中の高校生にデータサイエンスについて学んでもらう、「データサイエンス講座」が、きょう(17日)南海和歌山市駅ビルの和歌山県データ利活用推進センターで開かれました。

きょうの講座のもよう(8月17日・和歌山市・和歌山県データ利活用推進センター)

これは、次世代のデータサイエンス人材を育成しようと、和歌山県が主催したもので、県内の高校生およそ30人が参加しました。

きょうのセミナーは、午前と午後の2部に分かれて開かれ、午前の部では、県・データ利活用推進センター顧問で岡山大学の中村良平(なかむら・りょうへい)特任教授が「経済基盤モデルの解説と地域の稼ぐ力と雇用力」をテーマに講演し、日本の都市の産業構造と従業者数の相関関係を比較したうえで「地域の人口を1万人増やそうとしたら、地域の基盤となる産業の雇用をおよそ770人分創出する必要がある。例えば、岡山県倉敷市(くらしきし)の繊維工業従事者の比率3・3%は、日本全体の繊維工業従事者の比率0・7%で割ると4・7と大きく上回っていて、地域の稼ぐ力となっている」と説明し、都市ごとの産業の強みをデータで直感的に把握出来る事を紹介しました。

午後の部では、滋賀大学データサイエンス教育研究センターの中川雅央(なかがわ・まさお)博士が、データを作成する際の基本となる様々な分析の方法の基礎を、わかりやすく紹介しました。

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